制御盤の終活作業

@お客様

山地に広大な敷地をもつ砕石事業を行う会社様

@課題・ご要望

中央操作室にある古い制御盤を撤去するにあたり、盤内の線を外してほしいとのご依頼

@解決策(GENBAキーパーの役割)

古い制御盤には、他の盤の中継を行ったり、改造されて別の制御が含まれている可能性があります。安易に電源を落としたり、電線を外してしまうと、予期せぬ設備が止まってしまうことがあります。今回撤去する制御盤は、現在使われておらず他に影響を与えるものではないとのご認識ですが、長い間電源が入った状態で不明なところもありました。お客様のご協力もあり、事前に電源を落としてしばらく経時観察し、関連する設備に対する影響がないことを確認いただきました。確実に解線してもよいところからスタートし、リレーなどの接点機器の「b接点側」の配線、ケーブル同士が中継されている箇所は後に回して数を減らしてから、1本づつ設備の動きを確認しながら外していきました。別の制御盤に繋がっているケーブルも可能な限り、行き先を辿って外していきました。
最終的には盤の撤去が目的のため、ばらした線は全て撤去して作業終了としました。

@効果・お客様の感想

ひとつの盤内で制御は完結しておらず、別の盤から電源や信号を送ったりもらったりしています。また古い制御盤の改造が図面に反映されていないこともあり、行き先が不明なケーブルや図面に載っていない電気部品もあります。これらを自分達で探っていくことは困難でした。
これから
新しく中央監視盤を導入するにあたり、不要な盤を撤去したく今回作業を依頼しました。
切り替えは段階的に行っていきますが、最終的には不要な古い盤を全て撤去したいです。

 
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